視聴者がちゃんと読めるコントローラーオーバーレイの作り方
配信の圧縮、スマートフォンの小さな画面、動きの多いゲーム映像を通しても読めるゲームパッドオーバーレイにするための、サイズ、配置、コントラスト、動きのコツ。
入力オーバーレイが画面の場所を占める価値があるのは、視聴者がひと目で追えるときだけです。スマートフォンで、圧縮された配信を通して、後ろでゲームが動いている状態で、です。読みにくいオーバーレイのつまずき方は数パターンしかなく、それぞれ 1 分で直せます。
押下時と待機時は色だけでなく明るさで差をつける
いちばん大事なのは、押されたボタンが押されていないボタンとどれだけはっきり違って見えるかです。圧縮は細かいディテールをぼかし、彩度の高い色をにじませますし、赤と緑をまったく区別できない視聴者もいます。暗い待機時と明るい押下時ならそのすべてを乗り越えられますが、明るさの近い 2 色では無理です。
gamepad.lol のエディターでは、テーマタブに色が 3 つあります。待機時 を暗く保ち、不透明度 でオーバーレイ全体を少し透けさせ、押下時 は白に近い色かブランドカラーのいちばん明るい色にして、アクセント はトリガーの塗りと押した瞬間の短い光に使います。
いちばん小さい画面に合わせてサイズを決める
視聴者の多くはスマートフォンで見ていて、そこでは 1080p の配信も数センチ幅に縮みます。自分のスマートフォンで追えないオーバーレイは、視聴者にも追えません。出発点としてはキャンバス幅の 5 分の 1 から 4 分の 1 くらいがよく、スマートフォンで確認してから調整します。
そのサイズは OBS でソースを引き伸ばすのではなく、エディター側で設定してください。ブラウザソースは自分の幅と高さで描画されるため、シーンで拡大すると小さい画像を引き伸ばすことになり、輪郭がすべて甘くなります。
小さいサイズでは、スキンタブの ボタンラベル をオフにしましょう。形だけで意味は伝わりますし、小さな文字は配信が圧縮された時点でつぶれます。
ゲームが静かな場所に置く
オーバーレイは、ゲームが使っていない部分、たいていは HUD のない下の角に重ねます。字幕や会話が出る下中央は避け、ウェブカメラやアラートとも距離を取って、注目が競合しないようにします。どのシーンでも同じ位置に置けば、視聴者はどこを見ればいいか覚えます。
ゲームで使うものだけを見せる
コントローラーまるごとは情報が多すぎます。レイアウトタブではどの要素も隠せます。シューターなら十字キーやメニューボタンはほぼ不要ですし、レースならほとんどがトリガーとスティック 1 本、格闘ゲームならフェイスボタンと十字キーです。要素が少ないほど速く読めますし、残した要素を近づければコンパクトな配置にできます。
スティックを落ち着かせる
静止時に震えるスティックは、何もないところへ視線を引き寄せます。スティックドリフトテスト でスティックを測り、ちらつきが止まる最小のデッドゾーンを設定してください。デッドゾーンガイド でその代償を説明しています。
動きに嘘をつかせない
入力より長く残る演出は避けましょう。オーバーレイが見せるべきなのは、いま手が何をしているかです。離したあとも残り続ける表示は、速い入力を追いやすくするどころか、分かりにくくします。内蔵の 押下時に光らせる が意図的に短いのはそのためで、ボタンが下がった瞬間を示したあとは、押下時の色に落ち着きます。
視聴者と同じ見え方で確認する
配信を始める前に、自分の配信と同じビットレートで短いクリップを録るか、スマートフォンで自分の配信を開いて、実際にプレイしながらオーバーレイを見てください。この 1 回の確認で、ここに挙げたことのほとんどを拾えます。